水回りのリフォームで失敗しないために押さえたいポイントを紹介
家庭にある設備の中でも、キッチンやバスなどの水回りは日常的に水を使うため、経年劣化しやすいのが特徴です。
しかも、水回り設備は老朽化すると、見た目も悪くなりますし、衛生面や利便性を損ないかねません。今回はリフォームを検討する時、どのようなポイントに気を付けると良いのか、紹介していきます。
1.キッチンまわりで気を付けたいポイント
キッチンをリフォームする際には、コンロや流し台、換気扇などの設備を交換するケースが多いです。
特に注意したいのが、これらの設備の配置を変更する場合。
キッチンではコンロ・流し台・冷蔵庫の3つを良く使いますので、これらを使いやすいよう、配置を工夫していきましょう。
コツとしては、設備の配置図を用い、この3つを頂点として三角形を作ってみて下さい。
三角形がコンパクトで均整がとれていると、移動の際に無駄が生じません。
なお、キッチンまわりでは換気扇や給排水設備も要注意です。特に壁に付けていたタイプのコンロを、アイランド式に変更するような場合は気を付けましょう。
給排水パイプを延長したり、換気扇フードを移動したりする必要性が出てくるので、制約の有無を確認してから計画を立てたいものです。
2.トイレリフォームで気を付けたいポイント
水回りのリフォームの中でも、トイレは比較的、施工自体は簡単です。
しかし、考えるべきポイントを見逃すと後悔につながりかねません。
新型のモデルはデザイン・機能性に優れているように見えますが、災害時やトラブルが起こった時のことも考えて選びたいものです。
まず、近年、注目を集めているのが、タンクレスタイプのトイレです。貯水タンクがなく、水道直結で水を流すのが特徴です。
スタイリッシュかつコンパクトな設計で、デザインがすっきりしていますが、電気を使い、水道で便器を洗浄するため、注意点があります。
まず、停電した時は基本的に水を流せないので、洗面器やバケツに水を汲んで、自力で流すことが必要です。
また、水圧が弱いと、上手く便器を洗浄できないケースもあります。
対して、タンクを設置するタイプは停電に強いのが特徴です。
タンクから一気に水を流すので、便器をしっかりと洗浄できるのがメリット。
ただ、大きなタンクがあるのでデザイン的にはイマイチと感じるかもしれません。
その場合にチェックしたいのが、タンク一体型やキャビネット式のトイレです。
タンク一体型は、便器にタンクを融合させたデザインで、タンクレスに近いスタイリッシュなデザインが魅力。
キャビネット式は、収納に使えるキャビネットの中にタンクを隠匿しており、こちらもデザイン性に優れます。
いずれにしても長所・短所があるので、焦らずに比較・検討していきましょう。
3.お風呂と洗面台リフォームのポイント
お風呂や洗面台は顔や体を洗ったり、疲れをとったりするのに使うため、水回り設備の中でも、日々の暮らしのクオリティーに影響しやすいのが特徴です。
汚れやカビだらけだと気分よく使用できません。
古い設備ですと掃除するのも大変ですから、メンテナンスに辟易して、リフォームを検討している方も多いのではないでしょうか。
お風呂・洗面台のリフォームでは、使い勝手やメンテナンスのしやすさに気を配りたいものです。
特に使い勝手についてはイメージだけだと確かめるのは難しいので、実物のモデルを試せるお店や、水回りリフォームが得意な業者に相談するのがおすすめです。
メンテナンス性としては、抗菌・防汚のために配慮された製品が魅力的。
水回りを清潔に保っておくと、一日の初めの洗顔も、終わりの入浴も気持ちよいものです。
加えて、お風呂・洗面台ではバリアフリーを考えて施工するのも選択肢と言えます。
今後、10年20年と使っていくと、家族も年をとっていくわけです。
そこで、段差がないお風呂や、手すり付きのバスタブを早めに検討しておくのも選択肢となります。
まとめ
水回りのリフォームについて紹介してきました。
近年は機能性だけではなく、メンテナンス性に優れた製品が多数登場しているので、水回りリフォーム工事のメリットは大きくなっています。
ただ、水回りを工事する時には配管やダクトなどの兼ね合いがあるので、検討の際にはプロに相談するのがおすすめ。
制約の有無や費用面など、有益なアドバイスが期待できます。
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