ー失敗した 後悔しない水回りリフォームのための注意点を確認ー

キッチン、トイレ、浴室、洗面所となる水回りのリフォームを、すべて業者任せにしていませんか。

 

専門的知識もないので、業者に任せてしまわざるを得ないことも理解できます。しかし、失敗しやすいのは「相談」をしていないことにあります。

 

希望や要望だけを伝えた水回りリフォームでは、満足がいかないこともあります。

 

本記事では、水回りリフォームの注意点についてまとめています。業者に任せることにより施工そのものに不満は出ないにしても、ムダな費用がかかったり、ストレスを抱えたりする問題も生じます。

 

満足ができるリフォームになるために、ぜひ、最後まで読み進めることをオススメします。

 

水回りが使えなくなる

キッチン、トイレ、浴室、洗面所はどの場所も生活に欠かせません。食事に関しては外食に頼ることもできますが、トイレやお風呂のお湯が使えないと困るはず。

 

1日でリフォームが済むならば、対処できるものの、大規模なリフォームとなるなら数日は使えなくなる可能性もあります。

 

仮住まいできる場所を探しておくなど、対処方法を考えておきましょう。

 

物件によってはできないリフォームもある

キッチンを対面式からアイランドキッチンに変更するリフォームも人気です。

 

しかし、水回りの位置そのものを変えることになる場合、構造の問題によってできないこともあります。

 

特にマンションでトイレやお風呂を広げるといった工事は、間取りの問題で難しいケースもあるので、自由度の高い一戸建て住宅との違いによる注意点をしっかり把握しておきましょう。

 

水回りリフォームを依頼する業者と入念に相談を重ね、できる・できないリフォームをはっきりさせておくことが大切です。

 

事例から学ぶ

ここからは、事例による注意点を見ていきます。同じような内容の水回りリフォームを考えているなら、参考にしてみてください。

 

介護リフォーム

築年数が経過した住まいをバリアフリーリフォームした事例です。

 

トイレを車いすでも利用しやすいように広げ、浴室に大きめのユニットバスを採用、座って体を流せるベンチや手すりを取り付けて使いやすい仕様にすることは良くあります。

 

しかし、手すりをあっちこっちに取り付けることにより、逆に使い勝手が悪くなることもあります。

 

良いと思える手助けだけでなく、自立できる造りを意識することも大切です。

 

キッチンの設備交換リフォーム

キッチンを大幅にリフォームし、ガスコンロをIHコンロに交換したり、壁面のタイルを防火キッチンパネルに張り替えることも多い施工です。

 

これにより、安全性も向上します。しかし、注意点としてニオイや油汚れなど、掃除もしやすい設備を導入していないケースも。せっかく新しくしたのに、すぐにニオイがこもったり汚れが目立ってしまうこともあります。

 

洗面台を交換したら

システム型は自由に組み合わせることができ、サイズが決められているので、洗面所にぴったりサイズでつくることが可能に。

 

しかし、ユニット型などは収納キャビネットに洗面ボウルが取り付けられたタイプです。

 

交換する際に壁や床の汚れが露わになることも。おしゃれなデザインのものに交換するだけだったのに、急遽、壁や床材の張り替えリフォームも追加せざるを得なくなることもあります。

 

おわり

水回りリフォームの注意点は、リフォーム中に使えなくなることだけでなく、設備を交換する際に、違う箇所のアラが目立ってしまうことなどもあります。

 

見落としなく注意深く確認できるのは、リフォーム業者のアドバイスになります。

 

希望や要望にアドバイスもプラスして、水回りリフォームを成功させましょう。