どのくらいかかる？戸建ての水回りリフォームにかかる費用と工期

戸建て住宅に長年住み続けるには水回りのリフォームが欠かせません。
古くなれば使い勝手が悪くなるだけでなくトラブルも懸念されることから
適切なタイミングでのリフォームが住宅寿命を伸ばすことにつながりますが、
具体的にはどのようにリフォームを考えればいいのでしょうか。
今回は、戸建て住宅の水回りリフォームについて解説します。

キッチンのリフォーム

戸建て住宅の水まわりリフォームの中でも需要が高いのが「キッチン」です。
キッチンは戸建て住宅の顔とも言える設備です。快適に使えれば毎日楽しく家事をこなせますが、
古くなり性能が落ちたり使い勝手が悪くなったりすると
ストレスを抱えながら料理しなければならず気分も落ちてしまいます。
キッチンリフォームの目安は約10～15年程とされています。
設備の故障などがあれが適時修繕、交換することで長く使い続けられますが
大体10年くらいを超えると家族構成にも変化が見えキッチンの使い勝手に不満が出始めます。
設備も大体10年ほども経てば機能や安全性が一新されたニューモデルが主流になります。
古い設備が故障する前に早めにリフォームを実施することで生活の質を上げつつ安全で快適な毎日を過ごせます。
キッチンリフォームの費用は規模やプランによって大きく異なります。
水栓やシンクの交換など部分リフォームなら約5～10万円程度ですが
システムキッチンをまるごと交換するとなると約30万円程～がそうばです。
フロアや壁まで一新するフルリフォームなら約80万円程～が目安で、
キッチンレイアウトの変更を伴う大掛かりなリフォームとなると約100～200万円程度必要です。
工事期間は大体1～2日程度ですが設備選びも含め
事前準備にそれなりに時間がかかるのである程度余裕を持って計画を立ててください。

トイレのリフォーム

水回りリフォームの効果を実感できるのがトイレのリフォームです。
トイレがない戸建て住宅などありえません。
それだけ生活に密着した水回り設備だけあってリフォームでトイレが一新されると驚くほど心地よく快適に変わります。
トイレの水回りリフォームは水漏れやつまり、機器の故障などトラブルをきっかけに実施するケースが多いのですが
毎日使う欠かせない設備であることを考えると早めの水回りリフォームをオススメします。
ある日突然使えなくなると一番困る場所なので
不具合が出ないうちに新しくリフォームして常に安心して使えるようにしておきたい設備です。
トイレのリフォームにかかる費用は約8～30万円ほどです。
便器の交換だけなら約8～15万円程度ですが、
便器の交換が必要になるくらいの時期になれば内装やフロアもだいぶくたびれてきています。
便座を外したほうが内装工事がやりやすいこともあって
殆どの家庭では設備交換と合わせて壁紙やフロアマットを交換するフルリフォームを選択しています。
和式から洋式に交換したりタンク式からタンクレスに交換したりと、
新しい便器に交換するとトイレの古い印象は一新されます。
工事時間はフルリフォームでも大体1日以内で完了します。

浴室のリフォーム

日本人は世界的に見ても浴室に対するこだわりが強いと言われています。
朝晩の2回浴室を使用する人も珍しくありませんが、
頻繁に使用するということはそれだけ劣化が進みやすいということでもあります。
浴室の水回りリフォームの目安は約10～15年程とされています。
シャワーや水栓が故障しやすく部分的な水回りリフォームだと大体5年程度で必要になることも多いですが、
本格的な水回りリフォームが求められるのはおおよそ10年程を過ぎてからです。
ほとんどの戸建住宅は浴槽だけでなく床や壁まで一体となって施工されるユニット式の浴室が採用されています。
在来の浴室を撤去して新しいユニットを設置するリフォーム工事にかかる費用は約60～150万円程が相場です。
機能や設備のグレードによって金額は大きく変わりますが工事期間に差はなく撤去も含めて約2～3日程で完了します。