外壁塗装のタイミングとポイントについて

 

 

外壁が色あせてきた、汚れが目立ってきた、チョーキング現象がおこる…

そんな状態になっていたら、塗り替えの時期かもしれません。

老朽した外壁をそのままにしておくと、住宅の価値に影響します。

また、見た目では分からない部分にヒビが生えていたり、安全性にも関わるので注意が必要です。

 

1.老朽したら外壁塗装

外壁はいつまでの間にリフォームしなければならないと時期が決められていませんが、

使われた塗料の耐久年数を目安に塗り替えを検討するのがベストです。

また、老朽しはじめたと思ったら、塗り替えを考える時期だと思っておきましょう。

外壁塗装をすると、住宅が新築のようになり気持ちもリフレッシュします。

お客さんを迎える時も、清潔感のあるきれいな外壁は良い印象を与えます。

帰宅した際もきれいな外壁を見ると気持ちが良いものです。

外壁塗装は、足場を組むのが一般的です。

設置することで、作業する人が安定した姿勢が保たれケガのリスクも軽減されます。

また、職人本来の技術をいかすためにも、大きく関連しています。

美しく仕上げるために重要な工程と言えるでしょう。

ただ、足場を設置すると外壁塗装の費用のほかに別途費用が発生するので要注意です。

費用は規模や塗料のグレードにより差があります。

 

2.外壁塗装の種類

外壁塗装で使われる塗料にはいくつか種類があります。

以前まではアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素が主流でしたが、

最近ではラジカルやセラミック、無機、ナノテクなど最新の塗料が開発されています。

耐久年数はアクリルが3年から7年程度、ウレタンが5年から10年程度、シリコンが7年から14年程度、

フッ素が11年から20年程度、ラジカルが7年から15年程度、セラミックが10年から25年程度、

無機が10年から23年程度、ナノテクが10年から14年程度となっています。

これらは大まかな目安ですが、耐久年数の幅が広いのは環境により違いが出るからです。

台風や大雨が多いエリア、多かった年、紫外線の影響を受けやすい場所などで色あせや劣化が早くなります。

アクリルはリーズナブルですが、耐久性はほかの塗料に比べると短くなり、

無機など比較的長持ちする塗料は費用も高額になります。

定期的に塗り替えるのがめんどうな人は少し高めの塗料、

頻繁に塗り替えても費用を安く抑えたい人はリーズナブルな塗料というように、

予算や希望に合わせて選ぶと良いでしょう。

外壁をできるだけ長持ちさせるためには、定期的に外壁塗装工事をするのがおすすめです。

 

3.外壁塗装の色

外壁塗装の色は同じように見えても微妙に違いがあり、見る人の印象もさまざまです。

ホワイトだから真っ白というわけではなく、ピンク寄りだったりグレーがかっていたり、

黄みよりだったりそれぞれの表情があります。

ピンク寄りのホワイトはやわらかい印象を与え、グレーがかったホワイトは落ち着いた印象、

黄みよりのホワイトは温かい印象を与えます。

最近ではダークカラーの外壁もあり、一般住宅以外にオシャレなカフェや飲食店で使われていることが多いです。

また、周辺の環境に合わせることも外壁塗装のポイントです。

明らかにまわりから浮く奇抜なカラーを選ぶと印象を悪くさせてしまうおそれもあります。

門やフェンス、駐車スペースなど外構のカラーバランスも大切です。

全体にしっくり馴染むような色を選択しましょう。

 

外壁塗装は、塗り替え時期の決まりはありませんが、塗料の耐久性を目安に検討するのがベストです。

また、色あせやチョーキング現象も、塗り替えを検討する時期と思っておきましょう。

塗料は種類がいくつかあるので、予算や希望に合わて選びましょう。

また、周辺の環境から浮かない色選びも大切です。