ひと口に水回りリフォームといっても、漠然としているケースも少なくありません。
「トイレを快適にしたい」「浴室を広くしたい」などが一例です。
今回は、キッチンをメインに考える水回りリフォームについてご紹介します。
ポイントを押さえると満足度の高いリフォームに繋がります。では見ていきましょう。
優先順位をつける
一般的に、リフォームの順番は「外回り」「水回り」「内装」の順に行うとコストを抑えられるといわれます。
水回りリフォームであれ、内装リフォームでも予算は限られてくることが多いため、優先順位をつけることが大切です。
家族で話し合う
水回りリフォームを、単なるキッチン設備の入れ替えのみで考えていないでしょうか。
キッチンは毎日使用する場所で、機能面で支える「実用性」は確かにポイントになります。
しかし、快適に過ごせるかどうか、そして人を迎え入れられる「空間」についても合わせて考えた方が良い場所でもあります。
そのため、家族の要望やライフスタイル、優先順位などの整理をしっかり行うことをおすすめします。
まずは、キッチン・水回りリフォームの目的を家族で整理しながら、優先順位を考えてみましょう。
その際、漠然とした意見が出ないように「現状」のキッチンへの不満点を整理することをおすすめします。
水回りリフォームで理想のキッチンを作るには、最低でも現在の不満を解消できなければ不満は募る一方です。
意見を出し合うことで、それぞれの不満点がしっかり見えてきます。
5つのポイント
次からは水回りリフォームを考える手助けになる、5つのポイントを紹介します。
つながりを意識した全体面
水回りリフォームといってもキッチンはダイニングやリビングとのつながりもポイントになります。
キッチンのタイプもさまざまですから、レイアウトや動線を考えましょう。
さらに、キッチンを誰が使うのかによって広さは異なります。
子どもと一緒にキッチンに立ちたいなら、必要スペースが足りるかを考えましょう。
ストレスにならない家事動線
水回りリフォーム後から、ダイニングやリビングに移動しやすい動線なのか、キッチン内で調理しやすい作業動線なのか、動きやすさをしっかり考えましょう。
設備
水回りリフォームを考える際、やはり設備の古さが気になるケースは多いです。
そのため、設備交換が必要になるかを考えましょう。
コンロの数、シンクの広さなどはメインで使う人に合わせておきます。
食洗機やIHコンロなど、欲しい機能があれば、本当に必要なのか、実際に使用するかを考えてから選ぶようにしましょう。
物が増えてしまう前に
水回りリフォームで後回しになりがちなのは収納です。既存キッチンをチェックし、収納量が足りているかを確認しましょう。
収納のための場所や形状の確保もポイントです。床下、壁面、頭上など、収納によりキッチンまわりをすっきり見せることも可能です。
デザイン面
お客さまから見られることも考えて、空間デザインも意識しましょう。
日々使う家族の好みに合ったカラーや素材、デザインでまとめられていることが理想です。
おわりに
現状の不満点を話し合い、キッチンを含む水回りリフォームの要望をまとめることで満足度が高まります。
ただし、既存空間のリフォームなので、レイアウトを大きく変えたい場合にはかなりコストがかかります。
実現が可能か、どの程度の費用がかかるのか、水回りリフォームを考える場合にはそうした点も確認しておきましょう。