水回り(キッチン・浴室・トイレ・洗面所)は、耐用年数を超えないうちにリフォームすることで、より長く使うことができます。
ですが、戸建住宅でもマンションでも「金額はいくらになるのか」「どのようなタイミングで水回りリフォームしたら良いのか」「施工期間は長いのか」といった疑問もお持ちになるでしょう。
今回は水回りリフォームの疑問について考えてみましょう。
疑問について
先に紹介した水回りリフォームの疑問については、お子さんが生まれたり、ご家族が高齢になったりといったライフスタイル(ライフステージ)の変化によって異なります。
また、「まだ使える」と思い、水回りリフォームを先延ばしにしたくなるかもしれません。
それによって不具合なく使えていると思い込んでしまい、故障のサインを見逃していることもあります。
故障してしまうと、最悪「設備交換」になってしまうので修理より費用もかかってしまいます。
もちろん、施工期間も修理よりかかることになります。
築何年くらいで水回りリフォームを考えるべきかについては、各家庭で使用頻度も異なるので一概には言えません。
ですが、耐用年数を目安に、10年前後と捉えておくと良いでしょう。
キッチンリフォーム
水回りリフォームの代表格といえば、やはりキッチンです。
料理をしながらでもリビングにいるご家族とコミュニケーションを取りやすいのが、対面式キッチンです。
しかし、普段は外食派でキッチンを使う機会があまりないのであれば、対面式キッチンは必要でしょうか。
たまにキッチンに立つことになれば、不慣れな調理にキッチン周りが汚れることもあるでしょう。
その場合には壁面にお掃除がしやすいキッチンパネルを施工するリフォームも可能に。
見た目重視、機能性重視などは、ライフスタイルによって異なります。
なお、キッチンリフォームではシステムキッチンを採用することが一般的になりました。
システムキッチンは「継ぎ目がない」「サイズ感が違う」「ビルトインコンロにできる」という機能性やデザイン性の高さがあります。
システムキッチンは、1枚のワークトップでつながっているため、ワークトップ上に「継ぎ目」や「段差」がありません。
これにより、良く使用するご家庭でも使用頻度の少ないご家庭においても、汚れを拭き取りやすくなるので、美しさを保ちやすくなります。
システムキッチンは何年ぐらい使えるのか
水回りリフォームの疑問点になる使える年数については、先に紹介したように使用頻度により異なります。
しかし、キッチンの耐用年数は10年~20年のものが多く、それ以上超えて不具合が生じる前にリフォームを検討しましょう。
これは、キッチンのみならず、トイレ、浴室、洗面所の水回りリフォーム全般に言えることです。
耐用年数は10〜20年。ヒビ割れや水漏れなど、経年劣化による破損は赤信号です。
修理やパーツ交換で解決できることもありますが、古い水回り設備を使用している場合、部品の取り扱いがなくなっていることもあります。
ですから、早めの設備交換をおすすめします。
水回りリフォームはセットで!
水回りリフォームは、設備の性能やグレードによっても施工費用が変動します。
それだけに安く済ませたいと思う方も多いでしょう。
水回りリフォームをする際には、キッチンのみではなく、全体的にリフォームをしたほうが効率的でもあります。
特に、お風呂、洗面台、給湯器などは同時期頃に劣化していることがあります。
さらに、水回り設備の交換の際、排水管の施工も必要になります。別々に施工するよりもまとめて行うほうが、工期短縮にも繋がります。
たとえば、キッチン、トイレ、浴室、洗面台の「4点セット」なら施工費用を抑えることが可能に。
加えて、同一メーカー品を使うことにより、素材や質感などを統一しやすくなり、内装デザインの観点からも違和感がありません。