戸建の内装も経年劣化が進むとあらゆるところが汚損してきます。
そういった場合に有効なのが内装リフォームです。
そこで今回、この戸建の内装リフォームの費用について、各場所の目安をご紹介します。
■戸建ての内装リフォームにはどんなものがある
戸建ての内装リフォームは様々なものがあります。
大別すると室内のリフォームと水回りのリフォームに分けられます。
室内のリフォームは、基本的に床や天井、壁面の張替えが主なものです。
一方、水回りのリフォームは、トイレ、キッチン、浴室の水回りのリフォームなどが挙げられます。
これらは、一度に行う場合もありますが、多くの場合、個別に行われるケースがほとんどです。
ただ、室内のリフォームのついでに水回りのリフォームとして
トイレの本体交換やトイレのクロスの張替えなどをセットで行う場合もあります。
このように5つの箇所のリフォームが主な内装リフォームです。
普段生活している場所のリフォームになるため、満足感が高いのも特徴です。
場合によっては、単に修繕という目的だけではなく、模様替えの意味でも十分効果が期待できます。
ただし、注意点として水回りは浴室など最長1カ月程度の工事が必要になるケースがあることが挙げられます。
また、まれに内装リフォームに耐えられない位建物の耐久性が落ちている場合がある際は注意が必要です。
それ以外は、費用が分からないというものもありますが、
次の項目では戸建ての内装リフォームの費用目安について紹介して行きますから、ある程度解決できるはずです。
■気になる費用相場は?
次に気になる内装リフォームの費用目安として、
先ほど紹介した室内のリフォームや水回りのリフォームの費用相場をご紹介します。
まず、壁紙の張替えの費用目安としては1平方メートル当たりの価格が相場で、800~1,500円/1平方メートル程度です。
クロスと呼ばれる壁紙のチョイスによって価格が異なり、
量産の定番クロスとデザイン性を意識したメーカーごとの個性が光る一般クロスとによって相場が分けられています。
量産クロスであれば、800~1,000円/1平方メートル、
一般クロスでは若干高めの1,000~1,500円/1平方メートルが相場です。
床の張替えは代表的なフローリングの場合6畳で約5~25万円です。
この価格差は板材を無垢材にするか集成材にするかによって大きく異なります。
天然木をそのまま使った無垢材は6畳当たり約10~25万円、
小さい木材(板材)を接着剤で再構成して作られた集成材の場合は、同面積で約5~10万円です。
集成材はデザインがワンパターンですが、劣化が起きにくい加工がされているため、安く丈夫です。
台所は、どこまでリフォームするかによって価格が大きく異なり、30~200万円程度が相場になります。
安めのキッチンであれば30万円程度で交換できます。
しかし、人気のアイランドキッチンの場合は、高額になります。
水道の配線を変更したり床のリフォームもセットになるため、
グレードによっては200万円程度の大規模なリフォームです。
トイレのリフォームは、ざっと紹介するとトイレ本体の交換が10~30万円程度、
和式から洋式へのリフォームは20~50万円程度となっています。
足腰が弱くなったり健康上の問題が起こったりした場合のトイレの新設や大規模なバリアフリー化は
50~100万円程度が目安です。
最後の浴室は内容によりますが、ユニットバスの交換は80~150万円程度になります。
また、在来工法と呼ばれるユニットバスでないオリジナルの浴室からユニットバスにする場合は、
100~150万円程度、逆のパターンであるユニットバスから在来工法へは120~200万円程度かかります。
まとめ
戸建ての内装リフォームは、クロスや床の張替え、水回りのリフォームに分けられます。
それらは工事の内容や状況によって価格が異なるものの、ある程度の相場があります。
今回紹介した価格を目安に戸建ての内装リフォームを検討してみてはいかがでしょうか。